[4] 魚肉と甲殻類
タンパク質について
栄養の基礎知識

◆魚肉
 魚肉は昔は文句のない良質のタンパク源でした。しかし、河川や海に流された毒物で汚染され、危険なものになりつつあります。一般に淡水魚よりも海水魚のほうが安全ですが、最も汚染の著しい魚は大型の肉食魚、そしてまた汚染が進んだ沿岸で過ごす時間の長い魚です。魚は肉と比べ腐敗が早いので、栄養と味覚の両面においても、新鮮なうちに食べたほうが良いでしょう。また、サバ、イワシ、サケ、ニシンなどの脂肪にはいろいろな利点がある「オメガ3」と呼ばれる変わった脂肪酸が含まれています。

◆甲殻類
 貝類とは、ハマグリ、カキ、ホタテガイなどのことを言います。また甲殻類は、小エビ、ロブスター、カニなどのことを言います。これらの生物もまた、生息地から考えると、毒物や汚染物質を蓄積しているリスクが多いを思われます。貝類を生で食べるときは、注意してください。小エビやロブスターにはコレステロールが含まれていますが、飽和脂肪酸は非常に少ないのです。エビなどは必ず背わたをとって食べましょう。背わたは消化管なので、汚染物質を他の部分よりも含んでいる可能性があります。
[1] 高タンパク食の危険
[2] 肉食の問題点
[3] 赤肉と白肉と鳥肉
[5] 卵・ミルク・乳製品
[6] 豆類
□栄養の基礎知識に戻る
□トップページ
PC版 いいトクホ
http://www.e-tokuho.jp/
Copyright (c) 2006
All Rights Reserved.